2010年2月10日水曜日

鉢の直し物

昨年からお預かりしている鉢なのですが、少し迷いながらでしたが、方針が大体決まったのでそろそろ完成間じかです、鉢は使い味が出てるので直す所意外出切るだけ触りたくないのでどうしょうか迷っての作業ですが、研ぎをすると必ず直す場所の周囲が同時に研いで仕舞うので、、研がない直し方を実は試行錯誤していたので、、時間が過ぎてしまいましたが、大体構想が、、これが大体の感じです、 この鉢は焼きが甘く、戸外での使用に耐えられなくて切れがそこらじゅうです、で、外とウチブチだけを直す事にしました、上縁の様子ですが、こんな切れが数箇所、漆を数回吸わせ吸い込みを止めています、後は金を施すと完成間近、、
これは、内縁です、2cm×2mm、深さも1mm位、釉薬が剥がれてましたがこれも数回上塗漆で盛って居ます、大体つらいちに、これも金を施すと完成間近,,

これは掛けです、が、荒っぽく盛るとこれも研ぎの段階で周りを同時に研ぐ事に成るので地道に上塗漆で、上げてます、これはもう数回上げないと行けません、面を立てることも出来るのですが、少し丸めで仕上げる予定です、



これは余り急がないようなので、これから作業開始です、分かり安い用に黒漆で掛けた所に漆を吸わせてます、この鉢は掛けが深いので、上の2枚とは又違ったやり方を考えて居ます、錆漆で、これも数回の分けて研ぎを入れないようにする心算です、面を立てようか、少し丸めにしようか、作業を進めて行けばおのずと決まって来ると思います。


これが掛けの箇所が沢山有るので、数ヶ月掛かると思います、以前にも書きましたが直し物はあせっては行けません、特に、こんな掛けは急いでは漆が乾く段階でやせて来ますので、、塗り物と同じでヤッツケ仕事に成ってしまいます、もちろん早く出来てしまうものは有ります、、




2 件のコメント:

ろくざ さんのコメント...

ども!

食っていくのは大変になるんでしょうけど、やっぱこういうのもしてみたかったですね〜

(● ̄▽ ̄●)

なか さんのコメント...

ろくざさん、どうも~~ろくざさんなら多分工芸の世界でも感性の高さで日展作家にでも成れたかもです

2,3人は、まともに奇麗に出来ると言う意味での人数です、私もまだまだですが、「奇麗なグラデーションですね~~」とか言われると嬉しい物です(^^。