2013年3月27日水曜日

お仕事お仕事、、

これは何だ、、刷毛をシャンプーしてるのか?



いいえ刷毛を叩いて居ます、
刷毛は使って減って短く薄く成って使えなく成りますが、
古く成った所を切って3回位は刷毛が中に入って居ます、
毛は女の人の髪の毛です、今では大変貴重です刷毛を作りの方ももう殆ど居ないと聞きますがどうなのでしょうか?
で、切り出した毛を叩きます、毛は漆と米のりで、固めて有るので、
熱湯と、石鹸で解しながら最初が肝心慌てて力を入れて叩くと毛が切れてしまいます、
広重さん、竹内さんも、刷毛作りしてるのかな~~
私はもう15年で70歳なので自分で使う職人が一人いますが、多分その分は確保して折りますが、次の世代はどうするのでしょうか、いろんな物が道具が製造出来なく成ってます、青砥石、荒砥石、炭、鮫皮、檜の皮、ソウミ粉、などなど、、これも自分の分は有りますが~~


と、、叩いて石鹸で洗い叩いては洗いを繰り返して、乾かし、後日もう一度叩いて洗うと完成??
では無くここから、漆に馴染ませ、ゴミが出なくなるまで、数述懐漆を付き出さなくては活けない、、

拡大ですが切り出して叩いた後ですが、何だか毛がケンケンしてるでしょ、




で、これに使う道具はそんなに難しい物は無いが時間が掛かる、、


で、今日は、こんな事も、刷毛は半とうし(刷毛の半分位が毛が入って居てそのまま使えるが、横に竹を貼り替える、すれてすり減るので、ここまでは普通の上塗師は普通に出来る筈です。




竹を貼って麻紐で縛りり上げる






で、、これが、刷毛の「スゲカエ」(刷毛の全とうし)マルマル刷毛の毛が入って居る奴、半分か3分の1に切って、毛だけにして側面に板と竹を貼る、

簡単な様で、ここまで出来るのは輪島でも数少ないのではないでしょうか?
と、、こんな事をしてると一日が過ぎて行ったとさ~~メデタシめでたし、、
そう言えば、、輪島の地震の後にもこんな事をしてたのを思い出しました、、



で、、こんな新作もShedoで、、成れない事も進んで居ます、
50の手習いです(^^v、、年よりの冷や水では無いですよ、、?、、
頑張りましょう~~~。

2 件のコメント:

天野誠 さんのコメント...

初めて知りました。どんな世界も奥が深く、まだまだ知らない事ばかりです・・・。


こう言った職人技は、若い人達にはうまく引き継がれているのでしょうか〜。


この先、道具までも無くなってしまったら、学びようがありませんね・・・。


それにしても、なかさん、シェイドの腕前スゴいですね〜。

私もあくなきチャレンジの精神、見習わせて頂きます(笑)。

なか さんのコメント...

誠さんどうも~~

地味なお仕事ですよ~~、お箸も色々技術が有るのでは、、(^^

shadeでした、ツヅリ違いました、、メ―---一杯です、ギリギリ切れ切れで、、今日木地屋に取っ手2種類頼んで来ましたが、、どうなる事やら??