2009年12月30日水曜日

刷毛、

我が家に来て2年の黒松、、3年目、、私が毎日使って居る、刷毛です、今は刷毛を作りの出来る方も、広重さんのみ、、そのお方も最近お体の調子も思わしく無いと聞き及んで折ります、私より3,4歳年上だったと記憶して折ります、一度お会いする事が有りましたが、今思えば、2~30年前の事でしょうか、、その頃こんな刷毛を作ってくれないかと、、お願いしたのを思い出します、、以前私が家業を継いだ頃広重さんの、先代の泉刷毛が、主流だった頃、、刷毛幅1寸¥3万だった、、半通で、、今は欲しくても手に入らないのは当然です、、が、、輪島でそれを持って居る方を数人知っている事は、人徳なのだろうか、財産です、良い刷毛が無いと良い上塗が出来ない事は無いのですが、、弘法筆を選ばず、、ですが、良い物が有れば、良い物が、効率良く作業が進む事は、当たり前の事ですね。


この刷毛も泉、広重の刷毛、、赤毛が良いのだとか、、もちろん女の方の髪の毛です、今はこれも手に入らないのだそうです、以前蒔絵筆のお話の舟鼠の毛と同様手に入らない、、

毎日使って居るので有り難味が無くなって来てます、、お仕事で使う道具類もだんだん無くなって来てます、研ぎに使用する砥石、炭、地研ぎの石、鮫皮これも木地磨きに使う物です、桧皮、鯨の髭、研草、幸い私の工房では刷毛以外は私が死ぬまで確保してます。





どうも、、私的に思ったまま書いて居るので、意味が多分分からないでしょうね~~
来年は少し輪島塗の道具を紹介して行く事にします、、


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